tokujirouの日記

古来バリアーは「障碍」と表記されました。江戸末期に「障害」が造語されましたが終戦まで人に対して「害」がつかわれることはありませんでした。「障害者」は誤表記です。「碍」の字を常用漢字に加えて「障碍者」に正常化を急ぎましょう。漢字文化圏では「障碍」が常識です。

冊子『碍の字を常用漢字に』をPDFにて配布いたします。(複製・配布歓迎します) https://bit.ly/2OIP0nX

2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「碍」と内田伸子女史

5年前の常用漢字改訂時、「碍」の追加の可否をめぐる議論の主要な部分は平成22年4月13日に開催された第41回の漢字小委員会議事録に網羅されていると思っていたところ、それ以前の第37回、第38回でも委員の意見が示されていることがわかりました。特筆すべき…

明治政府の神仏分離政策と「障害」表記

明治政府の神仏分離政策が「障害」という日本固有の熟語の出現と普及を後押ししたのではないかということは既に書きました。それでは神仏分離政策で実際に何がなされたのか。アルザス日欧知的交流事業日本研究セミナーの報告書「明治政府の神仏分離と祇園祭…

「碍」と廉田俊二理事長

ご縁があって西宮市のNPO、メインストリーム協会の廉田(カドタ)理事長にお目にかかりました。同協会は、障碍者自身が運営する、障碍者のための「自立生活センター」です。理事長ご自身が障碍をお持ちで、車椅子を自在に駆使して陣頭指揮を執り、重度障碍者…

「碍」と東京都多摩市

本日現在、「障がい」の交ぜ書き表記を採用している道府県は12、政令指定都市は6です。 (北海道・岩手県・山形県・福島県・岐阜県・三重県・大阪府・鳥取県・島根県・熊本県・大分県・宮崎県、札幌市・新潟市・浜松市・大阪市・福岡市・熊本市)このうち岐…