tokujirouの日記

古来バリアーは「障碍」と表記されました。江戸末期に「障害」が造語されましたが終戦まで人に対して「害」がつかわれることはありませんでした。「障害者」は誤表記です。「碍」の字を常用漢字に加えて「障碍者」に正常化を急ぎましょう。漢字文化圏では「障碍」が常識です。

冊子『碍の字を常用漢字に』をPDFにて配布いたします。(複製・配布歓迎します) https://bit.ly/2OIP0nX

2009-01-01から1年間の記事一覧

「碍」と大阪府  「みんなげんき倶楽部」(6)

みんなげんき倶楽部より大阪府あてに提出した意見書に対し道井忠男障がい福祉室長より回答がありましたので以下に全文を掲載します。大阪府としても「障碍者表記問題」は関心事であり中央の動向を注視しておられる様子です。大阪府には丁寧・的確に対応して…

「碍」と壱岐日々新聞社

西から朗報です。玄界灘に浮かぶ離島、壱岐市の壱岐日々新聞社が従来の「障害者」の表記を「障碍者」に改めると発表しました。 さっそく12月11日付の同紙の紙面にその理由も含め記載しています。曰く「(がい)は本来漢字の音読みであり、漢字があって生れた…

「碍」とみんなげんき倶楽部(5)

今日の朝日新聞は社説で「障がい者制度改革推進本部」の新設に関連して障碍者権利条約の早期批准や障碍者施策の今後の展開について期待感を示しています。既に知人より本部の名前は「障がい者」とまぜがきになっているのに本文のほうはすべて「害」が使用さ…

「碍」と當山日出夫先生

12月3日の朝日の夕刊ニッポン人脈記「漢字の森深く⑦」に當山日出夫先生のお写真が掲載されましたので既にご存知のかたもおおいとおもいますが国語学者(日本語のふるい文献を解読する分野)で「もじ」の研究では日本の第一人者です。 わたくしが當山先生には…

  「碍」と「みんなげんき倶楽部」(4)

「障害者」の表記変更問題に関連して友人より「大阪府でもまぜがきをしているよ」との電話をもらい府の福祉部障がい福祉室計画推進課と連絡をとったところ「はい、そうです」とのことでした。 府外よりの意見書の提出も歓迎で宛先は知事あてにして欲しいとの…

「碍」と「みんなげんき倶楽部」(3)

奈良の和尚さんで学者(国語学者)の當山日出夫先生のブログで大阪府の吹田市が「障害者」の代替呼称を公募することをしりました。「障害者」という言葉の印象にマイナスイメージがあるとして、吹田市が市の印刷物や広報紙などに「障害者」に替わる新しい呼…

「碍」と朝日夕刊(2)

本年8月初頭、突然に朝日新聞の文化部白石明彦編集委員よりメールをいただきました。友人のすすめもあって5月よりブログを開設し日記形式で「碍」についていくつかの小稿を発信していたのがめにとまったようです。 カメラマンを帯同しての東京から芦屋への取…

「碍」と朝日夕刊(1)

さる12月3日の朝日夕刊一面ニッポン人脈記の「漢字の森深く」シリーズ⑦で(「障碍」の文字 社会変える)という記事が大きく掲載されました。執筆者はこのシリーズ担当の白石明彦編集委員です。 新聞の、そして朝日の威力は絶大で配達直後から面識のない人か…

「碍」と「みんなげんき倶楽部」(2)

心的障碍者(精神障害者)を身内にもつ家族のあつまりである「芦屋家族会」は10年まえに「精神障害者」という呼称・表記に疑問をもち、その代替呼称・表記の必要性をうったえてきました。この活動は同家族会が主導し2005年に設立した自立支援法下の地域活動…

「碍」と「みんなげんき倶楽部」(1)

さる11月20日に東京神田一橋の如水会館で「みんなげんき倶楽部」が発足しました。半世紀おくれているといわれる日本の精神保健福祉をなんとかしようと全国の良識者があつまりました。といっても創立メンバー8名の任意団体です。(その後2名の入会があり現在1…

「碍」と市村浩一郎衆院議員

市村浩一郎衆院議員は兵庫6区選出の議員(民主党)で芦屋市は7区、選挙区は違いますが大学(一橋大)同窓で面識があります。 「碍」の常用漢字への追加については初期より賛成で、今回の改定常用漢字表試案への意見募集にあたっては、こちらから連絡するまえ…

「碍」をめぐる議論(2)

「情報は熱心な発信者のてもとによりおおく集まる」と當山日出夫先生におそわりましたがまったくそのとおりだとおもいます。「碍」についてかきはじめてから関連情報がおもしろいようにまいこんできています。「碍」の常用漢字への追加に関連するご意見を整…

「碍」をめぐる議論(1)

予定よりすこしおくれて文化庁は11月25日に「改訂常用漢字表試案への意見(パブリックコメント)」の募集を開始しました。〆切は12月24日とのことです。この試案に「碍」は含まれておりませんので含めてほしいとの意見書を再提出したところです。本年3月に第…

メデイアへの期待

今や新聞、テレビをはじめインターネットを含め、各種のメデイアが世論形成の主役となっていることは周知の事実です。そのメデイアの中でのメンタルヘルス分野の地位が質・量ともに余りにも低いことを懸念します。 国が掲げる精神保健福祉施策の柱は「メデイ…

「碍」その後

7月以来のひさしぶりの日記です。あるお方より朗報がとどき日記を再開することとしました。 背後に文科省のご意向もあるようで「碍」の新常用漢字表への追加は半ば諦めかけていたのですが「断念するには早すぎる」とのお知らせを頂戴した次第です。この情報…

「碍」と川内博史衆院議員

さきにふれました「障碍者権利条約勉強会」は「障碍者権利条約研修会」と改名して準備を進めております。「障碍者」と表記したチラシを市議会議員、芦屋市幹部職員、教育委員会委員、民生児童委員、福祉推進委員、地域自立支援協議会委員などに配布中です。 …

「碍」と加藤秀俊先生

昨日(6月29日)産経新聞を開いて驚きました。同紙「正論」の執筆者のお一人である加藤秀俊先生が「地方版漢字審議会のすすめ」の中で「碍」の問題にも触れておられました。以下にWEB記事が掲載されています。 ↓ http://sankei.jp.msn.com:80/politics/lo…

「碍」とパブリックコメント

私が何故「碍」の常用漢字への追加を希望するのか、その動機と背景について書いてきました。何分日記を書くのは生れて初めてで、しかも拙い文章ですので皆様にご理解いただけたかどうか、はなはだ疑問ではありますが一生懸命書きました。障害者自立支援法の…

「碍」と「精神保健医療福祉の改革ビジョン」

日本の障碍者福祉が「ソフト」の面で、「意識」の部分で世界の中で大きく遅れをとっていることは既に述べました。その何よりの証左が法令の未整備(国際基準と乖離している)であることにも触れました。その中でもメンタルヘルス関係の「精神保健福祉」の分…

「碍」と障害者権利条約

略称「障害者権利条約」の原語はConvention on the Rights of Persons with Disabilitiesです。これの日本政府仮訳は「障害者の権利に関する条約」です。この「障害者」の表記にご注目ください。 欧米では心身に不自由のある人はpersons with disabilityある…

「碍」とマイクロソフト社

米国のメンタルヘルスへの取組みについては昨日少し触れました。オーマイニュース(インターネット新聞・廃刊)の連載でも書きましたが米国はかなり前から精神保健福祉の分野が大きな政治課題であることを認識し大統領自らがリーダーシップを発揮して、メン…

「碍」と自殺対策

警察庁の自殺統計によれば2007年度の自殺者数は33,093人でこれで1998年度から10年間連続して3万人の大台を記録したことになります。未遂者の数は不明ですがいずれにせよ大きな数であり大変な事態です。 国際的な自殺率(人口10万人当たり…

「碍」と丸山一郎先生

文化庁あてに「碍」の追加に関するパブリックコメントを提出するにあたり故丸山一郎先生のことを想起しました。丸山先生は埼玉県立大学の教授でしたが昨年(2008年)3月に逝去されました。 障害者福祉論がご専門で1980年代には厚生省の専門官を務め…

「碍」と「心的障碍」

長男が統合失調症(精神疾患)を罹患したことは前に書きました。それは阪神淡路大震災の直後でした。震災と罹患に因果関係は無かったと思います。当時は現役で仕事をしていたので息子のことは全て家内に任せきりでした。家族会や勉強会などにも全て家内が出…

「碍」の追加をめぐる議論

小形さんのブログを中心に「碍」をめぐる議論が活発に行われている様子を拝見し大変嬉しく思っております。 戦後の混乱期にふとしたことでこの漢字が当用漢字から漏れ半世紀以上も日陰に置かれたためにすっかり国民から忘却され今や珍しい読みにくい漢字にな…

はじめての日記

偶々、在東京江東区の某氏よりのメールで「はてな」ブログの存在を知りました。そのブログの名前は「もじのなまえ」というらしいのですがグループリストで検索しても出てきません。きっとクローズタイプの専門家のグループなのでしょう。 「もじのなまえ」で…