tokujirouの日記

古来バリアーは「障碍」と表記されました。江戸末期に「障害」が造語されましたが終戦まで人に対して「害」がつかわれることはありませんでした。「障害者」は誤表記です。「碍」の字を常用漢字に加えて「障碍者」に正常化を急ぎましょう。漢字文化圏では「障碍」が常識です。

冊子『碍の字を常用漢字に』をPDFにて配布いたします。(複製・配布歓迎します) https://bit.ly/2OIP0nX

  「碍」と「みんなげんき倶楽部」(4)

「障害者」の表記変更問題に関連して友人より「大阪府でもまぜがきをしているよ」との電話をもらい府の福祉部障がい福祉室計画推進課と連絡をとったところ「はい、そうです」とのことでした。


府外よりの意見書の提出も歓迎で宛先は知事あてにして欲しいとのこと。さっそくみんなげんき倶楽部の柏木代表幹事に連絡しメンバーに諮り、以下のような意見書が提出されました。その全文を以下に掲載します。因みに東京都は従来どおり「障害」を使用中です。


事態は急速にすすみつつあり、きょうの時点では鳩山首相の発言で「障害者」表記が現政権下でみなおされることが確定しています。もう「障害者」にあともどりすることはありません。「障碍者」「障がい者」「チャレンジド」のいずれかになるでしょう。


                                                                                                               2009年12月8日
大阪府知事
橋下 徹 様
                               

みんなげんき倶楽部 代表幹事 柏木 彰                                    

                           

拝啓 貴府ますますご隆昌の段、お喜び申し上げます。


              「しょうがいしゃ」の表記について


貴府にては障がい者雇用日本一を目指して障碍者福祉の向上に取組んでおられることに敬意を表します。


「しょうがいしゃ」の表記につき貴府にては「障がい者」とのまぜがきを採用しておられますが戦後の当用漢字制定以前に使用されていた「障碍者」表記の使用をお薦めします。


ご高承のごとく現在、文化庁常用漢字の見直し作業中であり幣みんなげんき倶楽部は「碍」の常用漢字への追加を提案しているところです。


提案の根拠ならびに背景については添付の12月3日付、朝日新聞夕刊に掲載された記事(「障碍」の文字 社会変える)をご参照いただきたく存じます。記事中の豊田徳治郎と當山日出夫は幣倶楽部の会員です。


民主党マニフェストは「障がい者」とまぜがきを採用していますが複数の民主党議員が「碍」の常用漢字への追加に賛成であり、今後党内での調整が行われると仄聞しております。


貴府下の吹田市殿が「障害者」の代替表記を公募されたこともあって、この表記問題は厚労省内外でも議論の対象になるものと推測されます。


なお幣倶楽部では「精神障害者」の代替呼称として「心的障碍者」をとの意見もでており、現に兵庫県芦屋市では芦屋市社会福祉協議会がこれを正式に採用し山中健芦屋市長も公の場で「心的障碍者」を使用中であることを申し添えます。



【みんなげんき倶楽部の概要】

遅れている日本の精神保健福祉の増進を目指す良識者のグループ
現在の構成メンバーは8名

①2009年11月20日創立の任意団体
②代表幹事:柏木 彰(カシワギ アキラ)