tokujirouの日記

古来バリアーは「障碍」と表記されました。江戸末期に「障害」が造語されましたが終戦まで人に対して「害」がつかわれることはありませんでした。「障害者」は誤表記です。「碍」の字を常用漢字に加えて「障碍者」に正常化を急ぎましょう。漢字文化圏では「障碍」が常識です。

冊子『碍の字を常用漢字に』をPDFにて配布いたします。(複製・配布歓迎します) https://bit.ly/2OIP0nX

2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「碍」と松崎哲久衆院議員

松崎哲久衆院議員(民主党)は文部科学委員会の理事です。 去る9月8日の文部科学委員会で松崎理事は「碍」の字の常用漢字への追加を要望するとの立場で質問をされました。「碍」が国会で話題になったのは今年4月21日の馳浩衆院議員(自民党)に続いて本年2回…

「碍」と内閣府ヒヤリング

改定常用漢字につき文化審議会は去る6月7日に川端文科相あてに答申しましたが、答申にあたり「碍」の字の追加は見送りとなりました。但し内閣府に設置されている「障がい者制度改革推進本部」の意向を尊重して再検討するという付帯条件がついています。 これ…

「碍」と「害」の混在に関するHypothesis(仮説)

戦前の日本では「障礙」「障碍」と「障害」が混在していました。どうして日本だけでこのような混在現象が生じたのかにつき以下の仮説を立ててみました。 「礙」の文字は仏教用語の「障礙」として仏教公伝と共に日本に渡来したと思われます。北印度で生まれた…

「碍」と内閣府の意見募集

内閣府は「障害」の表記についての意見をネットで募集しています。表記の問題を提起して10年ようやくここまで来たかというのが正直な実感です。 ↓ https://form.cao.go.jp/shougai/opinion-0004.html この意見募集について気になる点を書いてみます。 (募集…