tokujirouの日記

古来バリアーは「障碍」と表記されました。江戸末期に「障害」が造語されましたが終戦まで人に対して「害」がつかわれることはありませんでした。「障害者」は誤表記です。「碍」の字を常用漢字に加えて「障碍者」に正常化を急ぎましょう。漢字文化圏では「障碍」が常識です。

冊子『碍の字を常用漢字に』をPDFにて配布いたします。(複製・配布歓迎します) https://bit.ly/2OIP0nX

2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「碍」と加藤秀俊先生

昨日(6月29日)産経新聞を開いて驚きました。同紙「正論」の執筆者のお一人である加藤秀俊先生が「地方版漢字審議会のすすめ」の中で「碍」の問題にも触れておられました。以下にWEB記事が掲載されています。 ↓ http://sankei.jp.msn.com:80/politics/lo…

「碍」とパブリックコメント

私が何故「碍」の常用漢字への追加を希望するのか、その動機と背景について書いてきました。何分日記を書くのは生れて初めてで、しかも拙い文章ですので皆様にご理解いただけたかどうか、はなはだ疑問ではありますが一生懸命書きました。障害者自立支援法の…

「碍」と「精神保健医療福祉の改革ビジョン」

日本の障碍者福祉が「ソフト」の面で、「意識」の部分で世界の中で大きく遅れをとっていることは既に述べました。その何よりの証左が法令の未整備(国際基準と乖離している)であることにも触れました。その中でもメンタルヘルス関係の「精神保健福祉」の分…

「碍」と障害者権利条約

略称「障害者権利条約」の原語はConvention on the Rights of Persons with Disabilitiesです。これの日本政府仮訳は「障害者の権利に関する条約」です。この「障害者」の表記にご注目ください。 欧米では心身に不自由のある人はpersons with disabilityある…

「碍」とマイクロソフト社

米国のメンタルヘルスへの取組みについては昨日少し触れました。オーマイニュース(インターネット新聞・廃刊)の連載でも書きましたが米国はかなり前から精神保健福祉の分野が大きな政治課題であることを認識し大統領自らがリーダーシップを発揮して、メン…

「碍」と自殺対策

警察庁の自殺統計によれば2007年度の自殺者数は33,093人でこれで1998年度から10年間連続して3万人の大台を記録したことになります。未遂者の数は不明ですがいずれにせよ大きな数であり大変な事態です。 国際的な自殺率(人口10万人当たり…

「碍」と丸山一郎先生

文化庁あてに「碍」の追加に関するパブリックコメントを提出するにあたり故丸山一郎先生のことを想起しました。丸山先生は埼玉県立大学の教授でしたが昨年(2008年)3月に逝去されました。 障害者福祉論がご専門で1980年代には厚生省の専門官を務め…

「碍」と「心的障碍」

長男が統合失調症(精神疾患)を罹患したことは前に書きました。それは阪神淡路大震災の直後でした。震災と罹患に因果関係は無かったと思います。当時は現役で仕事をしていたので息子のことは全て家内に任せきりでした。家族会や勉強会などにも全て家内が出…

「碍」の追加をめぐる議論

小形さんのブログを中心に「碍」をめぐる議論が活発に行われている様子を拝見し大変嬉しく思っております。 戦後の混乱期にふとしたことでこの漢字が当用漢字から漏れ半世紀以上も日陰に置かれたためにすっかり国民から忘却され今や珍しい読みにくい漢字にな…