tokujirouの日記

古来バリアーは「障碍」と表記されました。江戸末期に「障害」が造語されましたが終戦まで人に対して「害」がつかわれることはありませんでした。「障害者」は誤表記です。「碍」の字を常用漢字に加えて「障碍者」に正常化を急ぎましょう。漢字文化圏では「障碍」が常識です。

冊子『碍の字を常用漢字に』をPDFにて配布いたします。(複製・配布歓迎します) https://bit.ly/2OIP0nX

2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「碍」と中国・台湾

商用で中国・香港・台湾は数十回訪問しましたが仕事柄(貿易)「碍」や「礙」の字に接する機会はありませんでした。目には触れていたのでしょうが無関心で見逃していたのでしょう。「広」(日本漢字)という字は台湾・香港では「廣」(繁体字)、中国に入る…

「碍」と韓国

1970〜1974年伊藤忠商事のソウル支店長代理(兼)化学品・エネルギー部長として韓国に駐在しました。当時の韓国は後に「漢江の奇跡」と呼ばれる高度経済成長の初期で唯一無二の優良大企業が韓国政府と米国ガルフオイル社の合弁企業である大韓石油公社でした…

「碍」と諸種アンケート結果

本年2月20日に都市センターホテル(千代田区)で「障害者」の表記に関するシンポジウムが開催されました。参加者は一般市民、公務員、障碍当事者、医療・福祉関係者など145名。 その会場で実施したアンケートに60名が回答。結果を分析したところ「障害者」の…

「碍」と第10回推進会議-6

本日開かれた第10回推進会議の録画を只今観終えたところです。末尾のほうで2回目の「障害」の表記に関する議論があり、内閣府よりのその後の経過説明に続き佐藤久夫委員(日本社会事業大学教授)と中西由起子委員(アジア・デイスアビリテイ・インステイテー…

「碍」と「害」の字の由来

「障碍」の字の由来について、故丸山一郎先生(元埼玉県立大学教授)は5年前の小論文に「碍の本字は礙であり、大きな岩を前に人が思案し悩んでいる様を示す。つまり自分の意思が通じない困った状態。意思が通らない、妨げられているという同じ意味の障と碍を…

「碍」と佐賀県岩崎達也副課長

先にも書きましたが佐賀県の古川康知事には「碍」の新常用漢字表への追加に並々ならぬ熱意で取組んでいただいており、頭が下がる思いです。去る4月26日には内閣府の障がい者制度改革推進本部を訪問され、推進会議の小川栄一議長に要望書を手渡されました。 …