tokujirouの日記

古来バリアーは「障碍」と表記されました。江戸末期に「障害」が造語されましたが終戦まで人に対して「害」がつかわれることはありませんでした。「障害者」は誤表記です。「碍」の字を常用漢字に加えて「障碍者」に正常化を急ぎましょう。漢字文化圏では「障碍」が常識です。

冊子『碍の字を常用漢字に』をPDFにて配布いたします。(複製・配布歓迎します) https://bit.ly/2OIP0nX

「碍」と佐賀県岩崎達也副課長

先にも書きましたが佐賀県古川康知事には「碍」の新常用漢字表への追加に並々ならぬ熱意で取組んでいただいており、頭が下がる思いです。去る4月26日には内閣府障がい者制度改革推進本部を訪問され、推進会議の小川栄一議長に要望書を手渡されました。


同時に推進会議開催前の時間を利用して全委員に対し「碍という字を使いたいという人がいる以上、表記の範囲を広げられるようお願いしたい」と訴えられ、同会議は夏までに障がい者制度改革全般について中間報告を出す考えで、「古川知事らの意向をふまえて審議したい」と応じた模様です。


ブレインとして古川知事を支えておられるのが佐賀県健康福祉本部障害福祉課の岩崎達也副課長で率先して情報の収集に当たったり、2月20日に東京の都市センターホテルで開催された障碍者表記問題シンポジウムに参加し積極的に発言されるなど活発に動いておられます。今回の件は岩崎副課長の意見具申が古川知事の関心事(碍の字の愛用)と合致して具体化したものと推測されます。


「碍」の常用漢字への追加が実現すればメデイアは一斉にこの表記を採用するでしょうし「障がい者」との交ぜがきを最初に採用したのが東京都多摩市であるならば、佐賀県は戦後65年間放置してきた「障害者」との間違った表記を、「障碍者」と最初に正した県として歴史に残ることになるでしょう。


岩崎副課長は長身の九州快男児です。