tokujirouの日記

古来バリアーは「障碍」と表記されました。江戸末期に「障害」が造語されましたが終戦まで人に対して「害」がつかわれることはありませんでした。「障害者」は誤表記です。「碍」の字を常用漢字に加えて「障碍者」に正常化を急ぎましょう。漢字文化圏では「障碍」が常識です。

冊子『碍の字を常用漢字に』をPDFにて配布いたします。(複製・配布歓迎します) https://bit.ly/2OIP0nX

「碍」と市村浩一郎衆院議員

市村浩一郎衆院議員は兵庫6区選出の議員(民主党)で芦屋市は7区、選挙区は違いますが大学(一橋大)同窓で面識があります。
「碍」の常用漢字への追加については初期より賛成で、今回の改定常用漢字表試案への意見募集にあたっては、こちらから連絡するまえに既に応募開始当日の11月25日に意見書を提出済みとのことでした。

以下に市村浩一郎議員が提出した意見書の本文を掲載します。

          • Original Message-----

From: 市村 浩一郎 事務所2 h07658@shugiin.go.jp]
Sent: Wednesday, November 25, 2009 7:41 PM
To: 'kanzihyo@bunka.go.jp'
Subject: 【改定常用漢字表試案への意見】

・氏名:市村浩一郎
・性別,年齢:男性,45歳
・職業:衆議院議員
・意見:「碍」の字を改定常用漢字表に追加すべきである。

(理由)
「碍」の字は、一般に「障碍」「碍子」「融通無碍」といった熟語で用いられており、決して使用頻度が少ないとはいえない。
また、「しょうがい」という熟語については、当用漢字表の策定以前は「障害」「障碍」ともに使用が見られるところである。

しかしながら、当用漢字表に「碍」の字が掲載されなかったことにより、義務教育段階に学習することや法令に用いられることが制限されてしまっている。その結果、調査によって「碍」の使用頻度が少ないという結論を導き出すことは短絡的に過ぎると考える。

一般に「害」の字はマイナスイメージ(殺害、被害、害獣など)を有している一方「碍」の字は何かを妨げるといった中立的なイメージしか有していない。「障害」から「障碍」への書き換えを可能とすることは障碍を有する方やその家族の心情に対する配慮となると考える。

また、「障がい」といった混ぜ書きは我が国古来の漢字文化を破壊するものであり、問題の本質を見失わせることになりかねないと考える。

上記、よろしくお願いいたします。

衆議院議員 市村浩一郎


以下豊田記

民主党マニフェストには「障がい者」とまぜがきが採用されており今後調整が必要となるでしょう。

市村議員は米国での勉強・体験をつうじて、いまや日本におけるNPOの権威であり、民の公としてのNPOセクターの創造と拡充により日本を元気にすることをライフワークとして活動中です。おくれている日本の精神保健福祉が早期に欧米にキャッチアップするための手段としては英国のRETHINKのような民主導の活動体を形成する必要があるでしょう。NPOセクターの創造に期待があつまる所以です。

以下ご参考までに。

市村浩一郎著 「日本のNPOはなぜ不幸なのか」ダイヤモンド社

市村浩一郎著 「日本を元気にするNPOのつくり方」PHP研究所