tokujirouの日記

古来バリアーは「障碍」と表記されました。江戸末期に「障害」が造語されましたが終戦まで人に対して「害」がつかわれることはありませんでした。「障害者」は誤表記です。「碍」の字を常用漢字に加えて「障碍者」に正常化を急ぎましょう。漢字文化圏では「障碍」が常識です。

冊子『碍の字を常用漢字に』をPDFにて配布いたします。(複製・配布歓迎します) https://bit.ly/2OIP0nX

「碍」と「みんなげんき倶楽部」(1)

さる11月20日に東京神田一橋の如水会館で「みんなげんき倶楽部」が発足しました。半世紀おくれているといわれる日本の精神保健福祉をなんとかしようと全国の良識者があつまりました。といっても創立メンバー8名の任意団体です。(その後2名の入会があり現在10名です)


構成メンバーは精神保健福祉一筋30年の超ベテランから、国語学者の和尚さん、自死遺族サークルの代表、自立支援法下の社会復帰施設の経営陣や障碍当事者、インターネット通信の草分けや早期発見・早期支援の運動家までをふくみ、はばがひろく多彩なかおぶれです。


代表幹事にはみんなで柏木 彰(カシワギ アキラ)さんをえらびました。横浜市在住の74歳男性です。家族会活動歴14年の経験豊富な誠実で温厚な人です。


今年8月に同じ如水会館で一橋大グランドホッケー部昭和30年代卒OB懇親会があり、たまたまわたくしが常用漢字改訂と「碍」を話題にしたところ、まっさきに賛意を表されたのが柏木さんでした。その偶然の邂逅で意気投合し、わずか3ヶ月で「みんなげんき倶楽部」の設立にいたった次第です。


全国、東京世田谷・西多摩・千葉・横浜・京都・奈良・尼崎・芦屋(3)に散在する会員はインターネットを活用して情報や意見の交換をしています。毎日が会議です。年に1〜2回は顔をあわせたオフの会の開催が必要でしょう。ビル・ゲイツ氏に感謝です。


精神保健福祉分野はその特殊性から声をだしにくい状態におかれています。かといって声をださないと民主主義は機能しません。国からも「精神分野の声が小さい」と指摘をうけているようです。それもただ声さえだせばよいうものでもなく「きちんとした声」をだす必要があります。


「みんなげんき倶楽部」はマクロの視点で中立・無私のたちばで「きちんとした声」を国あるいは関係さきにとどけることをとおして精神保健福祉の増進を目指そうとしています。


といっても、わたくしたちのちからはかぎられています。既存の団体でてがまわらない部分を補完することができればとおもっています。