tokujirouの日記

古来バリアーは「障碍」と表記されました。江戸末期に「障害」が造語されましたが終戦まで人に対して「害」がつかわれることはありませんでした。「障害者」は誤表記です。「碍」の字を常用漢字に加えて「障碍者」に正常化を急ぎましょう。漢字文化圏では「障碍」が常識です。

冊子『碍の字を常用漢字に』をPDFにて配布いたします。(複製・配布歓迎します) https://bit.ly/2OIP0nX

「碍」と東京都馬術連盟

終戦記念日は何回目でも厳粛なものです。


東京の知人より以下のようなメールが届きましたので転載します。戦前の「障碍」表記が今もしぶとく生き残っている例の一つでしょう。


 豊田 様

先日、乗馬用の鞍に「障碍鞍」と呼ばれる種類が存在することを知り、馬術の種目である「障害飛越競技」を古くは「障碍飛越競技」と記載していたのではないかと思い調べてみました。その結果「障碍鞍」は「障害鞍」と表記の使用頻度がほぼ拮抗し、また「障碍飛越競技」は地方大会を中心に根強く生き残っていることを確認するに至りました。


最近では、昨年9月に東京の馬事公苑で開催されたオリンピック記念馬術大会で「障碍飛越競技」が行われていますが、これは主催者の東京都馬術連盟が「障碍」表記を使用しているからのようです。


東京都馬術連盟
http://www.tobaren.jp/


日本馬事普及(株)
http://www.horsy.co.jp/


中央組織である(社)日本馬術連盟は「障害」表記ですが、今のところ表記の統一は為されておらず所管の農林水産省からも表記の統一に関する指示が無い為にローカルで「障碍」表記が残存していると思われます。