tokujirouの日記

古来バリアーは「障碍」と表記されました。江戸末期に「障害」が造語されましたが終戦まで人に対して「害」がつかわれることはありませんでした。「障害者」は誤表記です。「碍」の字を常用漢字に加えて「障碍者」に正常化を急ぎましょう。漢字文化圏では「障碍」が常識です。

冊子『碍の字を常用漢字に』をPDFにて配布いたします。(複製・配布歓迎します) https://bit.ly/2OIP0nX

2010-01-01から1年間の記事一覧

「碍」と文科省資料

4月13日に開催された漢字小委員会で配布された資料4を拝見しました。 「要望の多かった玻・碍・鷹の扱いについて」と題したその資料は全て碍について記述されています。 ↓ http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/bunkasingi/kanji_41/pdf/shiryo4.pdf 10ペ…

「碍」と馳浩衆院議員

4月24日西宮市で兵庫7区(芦屋・西宮)選出の石井登志郎衆院議員(民主・文教委員)主催のタウンミーテイングの会場で同議員より自民党の馳浩衆院議員が21日の国会(文部科学委員会)で「碍」についての有意義な質問をされたと聞き、帰宅したら東京の知人の…

「碍」とみんなげんきクラブ(7)

「倶楽部」は古めかしいとの意見があったので「みんなげんき倶楽部」の表記を「みんなげんきクラブ」に変更しました。 4月21日の産経新聞が社説(正論)で「碍」の問題を採り上げていました。「障がい」との交ぜがきに批判的な論調には同感ですが「害も碍も…

「碍」と文化審議会

4月13日に開催されました文化審議会漢字小委員会で改定常用漢字表の最終案が審議され、使用頻度が多いとの理由で「淫」が追加され、国民からの要望の多い「碍」が見事に外されました。 早速、各メデイアが反応しています。14日の産経抄は「碍の追加を求める…

碍」と文化庁あて意見

国民の間には常用漢字へ「碍」の字を追加してほしいとの要望が多く昨秋募集されたパブリックコメントに対し86件の意見書が提出されています。この86件の意見書の一通の全文を作成者より匿名を条件に提供を受けましたので以下に掲載します。「碍」の意味も含…

「碍」と推進会議ー5

第5回推進会議での「しょうがい」の表記をめぐる議論を録画でみていてちぐはぐだなと感じました。論点が二つあったことが混乱を招いたのでしょう。すなわち設問は①多数の自治体が「障がい」表記を採用していることなど「障害」の表記が不適当とする意見が多…

「碍」と推進会議-4

3月19日の第5回推進会議で「しょうがい」の表記が議題となりました。そのなかで石偏の「碍」の字が大きくとりあげられ議論の対象になりました。おそらくこの「碍」の字が公の会議の場に現れたのは初めてだとおもいます。その意味で2010年3月19日は記念すべき…

「碍」と推進会議ー3

3月19日の推進会議での「しょうがい」表記の議論がどのようなものになるか大変関心があります。これまでは不思議なことに障碍団体は表記問題には消極的です。法令や条約の表記をどうするかを決めなければならないのに「花より団子」と次元の異なる意見が多く…

「碍」と「推進会議」−2

内閣府に設置された障がい者制度改革推進会議(以下推進会議と略)の様子はメデイアではあまり報道されていません。遅れている日本の障碍者福祉にとって画期的な試みであることは事実であり、もし「コペルニクス的変革(福島瑞穂大臣)」を期待するのであれ…

「碍」とシンポジウムの報告書(記録)

2月20日に「障碍」の表記をめぐるシンポジウムが開催されたことは先に書きました。「障碍」の表記問題は3月19日開催予定の第5回推進会議で議論されることが決まっています。シンポの主催者であるNPO地域精神保健福祉機構が作成した報告書を以下に掲載します…

「碍」と「障碍者制度改革推進会議」-1

新政権の下、昨年12月8日閣議決定により内閣府に「障碍者制度改革推進本部」が設置され動き出しました。本部長は鳩山総理、副本部長が平野博文官房長官と福島瑞穂内閣府特命担当大臣(障碍者施策)です。他のすべての国務大臣も本部の構成員です。 推進本部…

「碍」と佐賀県古川康知事

西から朗報です。佐賀県の古川康知事は2月25日に上京し「障がい者制度改革推進本部」の副本部長を務める福島瑞穂大臣に「障害」表記を「障碍」に見直すよう要望されました。併せて文科相にも文化審議会で改定常用漢字表に「碍」を追加するよう要請、この様子…

「碍」と呼称・表記シンポジウム

2月20日(土)の午後、東京都千代田区平河町の都市センターホテル「コスモスホールⅡ」でシンポジウムが開催されパネリストの一人として参加しました。シンポジウムで壇上に座るのは75歳にしてはじめての体験でした。テーマは「障害者」から「障碍者」へ。さ…

「碍」と白石明彦氏

昨年末来久しぶりの日記です。白石明彦氏は朝日新聞文化部所属の編集委員です。現在文科省(文化審議会)で見直し作業が行われている新常用漢字表の動向も追跡しておられます。 昨年は源氏物語にまつわる大型連載記事「源氏千年」を執筆されました。2002年に…